上の図のように裏から見て、上の爪のところと下の角のところの間隔が出来上がり幅になりますので、ミシンに取り付ける前に、そこで決めることも一つの方法です。 又、正確にするために3センチ幅くらいの紙を二つ折にして、輪の方を上部の爪のところから、針穴の中央部に向けて当てて見ますと線がはっきりします。 この輪のところより、下の爪までの寸法が幅になります。 表面には目盛がついていて、そこを指す爪も出ていますが、こうして計った方が簡単で正確です。
布地の裏を出し、三つ折にする一番最初の縫代(7ミリ〜8ミリ)を裏の方に折り、目盛の曲がったところと下の角の間から折り山を刺しこんで、上の方の爪のところにいっぱいになるように当てて、針穴の下まで目打ちの先で布地を引き出し、平らに落ち着かせてから1針刺し、良ければ押さえ金を下ろして縫います。 このとき、左手の親指と人指指で必ず最初に折った縫代を持ち、右手で幅の折り山のところをきっちりと合わせるように縫います。多少、布を折り山のあたりで、引き加減に折るようにしながら縫ってゆきますと、ミシンが外れないで綺麗に縫えます。