布と布の端をかさねて一本の縫目で接ぎ合せる縫い具です。 重ね接ぎばかりでなく縁レースをつけたり、パイピングやピンタック、テープ飾り、コード飾りなども簡単に出来てしまいます。
上図左の1と5の標に布を入れますと7ミリの重ね代になり、2と4の標に左右から布を入れて重ねると3ミリの重ね代になります。 縫い代の深さを調節する場合はバネ(左上図A)を押して鋲が右の方へくると浅くなり、左に寄れば深くなります。 左右から重ねた二枚の布は、布端を溝の奥にぴったりとつけ、二枚の布端を平らにかさねてピンを打つか、左の手で布端を押えて動かないようにし、さらに右手を右図のようにおいて、布を張らせてミシンをかけると重ね接ぎが出来ます。この場合布端が耳ならそのままで使いますが、裁ち目なら浅く裏側に折っておきます。
レースを4の溝に入れ、布地の折り目を1の溝に入れて縫います
テープは折り目のついたほうを左の方にして、図の3の穴に入れ、布地を4の溝に入れて縫います。