HEMSTITCHER and PICOT EDGER


ピコ縫い具
(No121387)
Special Throat Plate
(Model15,191U用:No 121388)

ヘム縫い具

(No28915)

ピコ縫い具


ピコ縫い具
  (改訂ミシン裁縫全書 シンガーより抜粋、転記) (Hemstitcherの使用法)

フリルの縁飾りやテーブルクロスの縁縫い、飾り縫い等に使われるピコミシンは特殊な専門のミシンを使わなくても、ピコ縫い具を使えば手軽に家庭で縫う事が出来ます。

ピコミシンというのはもともと下図のようにドロンワークのヘムステッチをミシンで能率的に縫ったもので、色糸を使うときもありますが、普通は共色の糸でかがる上品な飾り縫いです。

取付け方

下図のように針板を取り替え、針板止めネジをしっかりと締めつけます。
そして、送り調節レバーを中立、、前にも後ろにも進まないように真ん中に調節します(下図右)。


次にミシンの押え金と止めネジを外し、ピコ縫い具を押え棒の向こうから、手前に向けて差込み、ピコ縫い具の腕で針止めネジ(上図左)をしっかり挟み、押え棒に足をはめて取り付けネジを堅くしめます。

ドロンワークとピコ縫いの場合

ドロンワークの場合は折り返した部分を右側にして、このピコ縫い具で裏側を見て、1回縫います。穴開け金具が折り返した端際に正しく入るように注意しながら、布地を少しひっぱり加減で縫います。下図右の写真は上が表になる部分、下が裏側になります。

ピコ縫いの場合も布地の切り捨てる方を右側にして、裏側を見て縫います。
ヘム縫いの場合

ヘム縫いをする場合は、2列の縫い目が必要になります。
1列目の縫い目を作り上げ、2列目を縫い始める前には布地を必ず平らにして、縫い目の調子の加減で少し詰まっている場合がありますから、1列目の縫いあげた布地を引っ張っておき、2列目を縫う時の穴開け金具が正しく1列目の穴に入るように注意しながら縫って行きます。それには穴あけ金具を指で押し、正しく穴に入るように調節します。
下図の写真は上がヘムステッチ、下が折り返したドロンワーク縫いです。

ヘム縫い具

ヘム縫い具は2枚の布地を合わせてヘム縫いをするのに用います。
(改訂ミシン裁縫全書 シンガーより抜粋、転記)

縫い具を取り付けて、一枚の布地を縫い具の下に置き、他の1枚は下図のAとBとの間に入れます。


ヘムの糸と糸との距離は縫い目の長さで加減し、開きは糸調子で加減します。開きを広めるには上糸の調子を緩くします。
縫い終わりましたら、布地を左右に開きますと緩い糸で縫いあがっていますので、その開きの両側の間際を止め縫いします。
開きを大きくしたいときには、2枚の布地の間に新聞紙を好みの厚さに折って挿み込みますと、縫い目の糸の長さが平均して好みの開きのヘム縫い仕上げが出来ます。



ヘム縫いでピコ飾り

布地とハトロン紙を重ねて太めのミシン糸、ミシン刺繍糸などでヘム縫いをし、布地の際を縫い止めをして、ハトロン紙を取り除きますとピコ飾りが出来ます。


フランス縫いでヘム縫いの仕上げ

2枚の布地でヘム縫いをし、縫い目から縁までの余分の布地を真際に切り取り、縫い合わせ目を他方に回してフランス縫いをします。


端切れをヘム縫い具で接ぎ合わせて、枕カバーを作りました。